悪魔セレアス

セレアス「ハル、あれは何？」
ハル「あぁ、あれは魔除けのカボチャですね。
　昔、ヘルレルムでおばけ退治をした人が被ってたらしいですよ。」
セレアス「へぇ、そんな歴史があるのね……。
　ちなみにあれって、私たちでも作れるのかしら？」
ハル「はい！結構簡単に作れますよ！」
セレアス「じゃあ、ぜひやってみたいわ！」
ハル「いいですね、やってみましょう！」
　─
ハル「さて、カボチャは手に入れましたし、さっそく作ってみましょう！」
セレアス「えぇ、よろしくね。」
ハル「じゃあ、まずは中身をくり抜いていきましょう。」
セレアス「なかなかハードな作業ね……。」
ハル「そしたら次は目を作りましょう！」
セレアス「か、かなり手間がかかることをするのね！？」
ハル「あはは、最初は大変だと……って、セレアスさん？
　なんでカボチャの中身を土に埋めてるんですか？」
セレアス「えっ？私、何か間違えたかしら？」
ハル「えっ、えっと……。目を作ったら、次は鼻を作るので、できたら教えてくださいね？」
セレアス「そ、そんなにすぐには無理よ！」
ハル「えっ？一体何を作ろうとしているんですか？」
セレアス「何って……芽と花でしょう？」
ハル「えぇ、確かに目と鼻ですが……。」
セレアス「それができたら、あの魔除けのカボチャを収穫できるのよね？」
ハル「はい、カボチャを……収穫？」
セレアス「違うのかしら？」
ハル「ち、違うような合ってるような……。
　なんだか混乱してきたよ……。」