オラトリオ

オラトリオ「お嬢様が学校に行ってしまわれると、やはり暇ですね。
お嬢様の部屋の掃除でもしましょうか。」
オラトリオ「相変わらず散らかしっぱなしですね……。
常日頃からこういうところにも気を配って頂かないと。」
オラトリオ「あら？これは……？ ふふ、幼いころのお嬢様が描かれた絵ですね。
あの頃はまだまだお転婆で大変でした。
今でもまだまだ子供ですが随分と成長されました。
私と陛下を描いたこの頃はいつのことだったでしょうか。
もう13年もお嬢様とともにいるのですね。
月日が経つのはなんと早い……。」
オラトリオ「おや、もうこんな時間ですか。お嬢様を迎えに行かないと。」
アストレア・アンセム「遅い！オラトリオ遅いじゃないのよ！」
オラトリオ「申し訳ございません。お嬢様の部屋を片付けておりまして。」
アストレア・アンセム「な……！？また勝手にわたしの部屋に入ったの！？」
オラトリオ「常日頃から身の回りも整頓して頂くよう言っております。
これからも定期的に確認しないといけませんね。」
アストレア・アンセム「だ、駄目よ！勝手にわたしの部屋に入るなんて！」
オラトリオ「では、ご自分で整理整頓をしっかりなさってください。
でないと、またお嬢様の恥ずかしい過去が掘り起こされますよ？」
アストレア・アンセム「な、何を見つけたの……？」
オラトリオ「ふふふ、またお嬢様の部屋を見る日が楽しみです。
今度は何を見つけられるでしょうか。」
アストレア・アンセム「何を見つけたのよ！もう！オラトリオ嫌いー！」