聖夜イル

ネタバレ注意！

姉さんの強引な勧めによって、サンタクロースの衣装を着ることになったイル。用意されたのは何とも可愛らしい衣装。
逃げようとするイルと、絶対に逃さない構えの姉さん。
「どいてよ、姉さん。こんな衣装だなんて聞いてないよ？」
必死なイルだが、自分と姉さんでは俊敏性が違う。観念して着替えると、恥じらいながらも堂々たるサンタクロース姿のイルが完成。すると、外に出て魔法陣を書き始めるイル。
どうやら何かを召喚するようだ。
「この際だし、何から何までクリスマス仕様にするよ。」
なかばヤケを起こしてしまったイル。呼び出した魔の者の力を借りてフォームチェンジを行う。車椅子はソリになり、それを引く骸骨のトナカイまでも召喚されたのだった。
ベクトルはおかしいが、その徹底ぶりは神童と呼ばれたイルならではである。だが、ここで問題が発生する。トナカイが大きすぎて、家に入れないということが発覚したのである。
文句を言いつつも、少し残念そうにトナカイを引っ込めるイルなのであった。