呼鐘ラグリマ

ハル「あっ、あれはラグリマさん！
　確か、突然話しかけるとビックリして泣いちゃうんだったよね……。
　まずはしっかりボクを認識してもらって、それから話しかければ大丈夫なはず！」
　　──
ラグリマ「うぅ……ぐすんっ……。
　やっぱり一人でこんな明るい格好、変かなぁ……変だよね……。
　ぐすっ……ん？あれは、ハルさん……？」
　──
ハル「あ、こっちに気付いたかな！」
　──
ラグリマ「す、すごく見られてる……。やっぱり変なんだ、ぐすすっ……。」
　──
ハル「あれ？目をそらされちゃった。ボクですよ、ボク！」
　──
ラグリマ「自分を指差して何か言ってる……。『何その衣装！』って言ってるのかな……？
　うぅっ……。な、泣いちゃダメ……。」
　──
ハル「うーん、ボクのこと忘れてるのかな？やっぱり話しかけてみよう。
　──
ハル「ラグリマさん！ボクですよ、ハルです！」
ラグリマ「ハルさん……。わたしの服、やっぱり変ですか？」
ハル「えっ？いえ、とてもキマって目立ってますよ！」
ラグリマ「と、とても奇抜で目立ってる……？う、うぅ……」
ハル「あれ！？ボク、変なこと言ってないですよね！？」
ラグリマ「うぅ……、び、びええぇぇぇぇぇん！！！」
ハル「なんでぇぇぇ！！？」