モニカ

モニカ「セルベリアさん、私やっぱり怖い顔をしていますか？」
セルベリア「そうだね……そんな睨みつけながら言われたら怖いとしか言えないかな……。」
モニカ「……やっぱりそうですか。」
セルベリア「……いつもの睨んでませんってセリフはどうしたのかな。」
モニカ「もしかしたら、私。本当に睨んでたりするんですかね……？
　どうして私は見た目だけでこんなに人から逃げられちゃうんでしょう……」
セルベリア「くすくす……モニカは話せばすごくいい子なのにね……。外見で判断しちゃう人はもったいないよね。
　レヴィを見習ってみるとどうかな……。彼……彼女は相手の反応に物怖じせず話しかけているよね？」
モニカ「相手の反応に物怖じせずですか……。む、難しいですね。」
セルベリア「とりあえず話しかけてみるのが大事だと思うよ。
　きっかけさえ掴めば相手はすぐモニカのことを好きになってくれると思うけど……。」
モニカ「その、話しかけて怯えた顔をされると私も緊張してしまってうまく話せないんです……。」
セルベリア「……怯える以外の反応してくれる人はいないのかな。まずはその人から話しかけてみるとか。」
モニカ「怯える以外の反応……ですか。
　そういえば……私と目が合うと、たまにすごく鼻息が荒くなってニヤニヤする人がいますね。」
セルベリア「……鼻息が荒くて……ニヤニヤ？」
モニカ「睨まれてると勘違いして怒ってるんだと思いますけど……。
　なぜそういった人たちはニヤニヤするのでしょうか？」
セルベリア「…………。」
モニカ「でも怯えているわけではないですし……。今度あったら話しかけてみようかな……。」
セルベリア「……そっか。モニカ、そういう反応をする人には今後一切近づいたらダメだよ？」
モニカ「えっ？」