フレーベル

スパイラル「ガロロロロロロ！！！」
ハル「こ、このスパイラル凄く強い……！　一旦逃げよう……！」
　─
ハル「はぁ……はぁ……。何とか逃げれた……。
ちょっと……お水でも買って……休憩……あれ？
あ、あれ？財布がない！もしかして落としちゃった……？
はぁ……ついてないや。探しに行こう……。」
　─
ハル「うぅ……。全然見つかんない……。」
フレーベル「お兄さん、どうしたの？探し物？」
ハル「え？あー、うん。ちょっと財布を落としちゃったみたいでね……。」
フレーベル「へー。わたしが探すの手伝ってあげようか？」
ハル「いやいや。それは悪いよ……。どこに落としたのかも分からないし……。
それに、この辺りはまだ危ないよ？　ボクもさっきスパイラルに襲われて、それで財布を……。」
フレーベル「うーん……。たぶんあっち！」
ハル「ボクの話聞いてた！？……って、もういないし！」
フレーベル「ねぇねぇ。これでしょ？」
ハル「えっ？こんなにあっさり！？」
フレーベル「わたしね、なんだかわかるの。そういうの。」
ハル「ありがとう！助かったよ！」
フレーベル「うーん……。お兄さん、まだ何か落とし物あるよね？」
ハル「えっ！そんなはずは……。」
フレーベル「わたしね、なんだかわかるの。
うーん……。たぶんこっち！」
ハル「ボク、何を落としてたんだろ……・」
フレーベル「ねぇねぇ。これでしょ？」
ハル「あれ？これはスパイラルの手配書？　ボク、カバンの中に入れっぱなしだったのかな。」
フレーベル「ねぇ。当たった？当たった？」
ハル「うん。これもボクのだね。ありがとう！」
フレーベル「えへへー。」
ハル「あ……。この手配書、さっきボクを襲ってきたスパイラルのだ。どうりで強いわけだよ。」
フレーベル「今度はそのスパイラルを探せばいいの？
うーん……。たぶんあっち！」
ハル「待って！今は探しちゃダメだから！」