ドロセア

ネタバレ注意！

「司令官が一人で突出なんて、何を考えているんですか。」
スペアレルム東の軍姫、バーナーの部下にあたる衛生兵。
彼女が使う薬品は効果を最重要視されて選ばれており、反面患者へ与える刺激については軽視されている。緊急時において気付け薬の投与を省略できる利点があるというのが彼女の言い分だが、恐ろしく沁みる薬により悲鳴が絶えない医務室は部隊内の兵士にとっては恐怖の対象だ。
また非常に細かく理屈っぽい性格をしており、その治療中に延々と続く反論を許さない説教でも恐れられてもいる。
まだ精神的に幼く、一人で戦うことを好むバーナーにとっては特に苦手な相手として認知されており、上司と部下の関係はぎこちない。
効果重視の薬も長い説教も、相手の身を本気で心配しての事であり悪気はないが、うまく伝えられるほどドロセアは器用ではなく、察せるほどバーナーは大人ではないのである。