和服スライ

ハル「わあ！スライさんすごく綺麗です！」
スライ「そ、そうかな……？」
ハル「はい！見たこと無い服ですけど、なんていう服なんですか？」
スライ「……『着物』って言う服でね、お祭りとかお祝いで着る衣装なんだ。
年越しお祭りで『ZOMBOID』のライブがあるって聞いて、思い切って買っちゃったの。」
ハル「へぇー！ライブってどんな感じなんですか？ボク行ったこと無いんですよ！」
スライ「もう凄いよ！皆でヘドバンしてね！頭がパァになるくらいブンブン頭振るの！」
ハル「す、凄い盛り上がり方するんですね……。」
スライ「そうそう！今日のライブを盛り上げるためにこんなものも買ってみたの！」
ハル「こんなもの？」
スライ「これ！　赤べこの『けるべろすくん』！」
ハル「なんですか？これ。」
スライ「ほら、こうやるとね。首が動くの。」
カッコン　カッコン
ハル「へぇー、なんだか可愛いですね。」
スライ「今日は髪の毛も綺麗に結っちゃったからヘドバン参加できないんだよね……。
だから、『けるべろすくん』にヘドバンしてもらおうと思って！」
ハル「ヘドバン用に持ってきたんですね……。」
スライ「『けるべろすくん』は頭が3つだから一人で三人分のヘドバンができるすごい子なんだ！
三倍だよ三倍！誰よりも盛り上がってパァになれるね！もう振って振って振りまくるんだ！！」
カコカコカコカコカコカコカコカコ
ハル「な、なんか人形振り回してると別の意味でパァな人に見えますね……。」