ラルフ

ラルフ
　「こんにちは。僕はラルフ。軍医をしています。」
ハル
　「よそしくお願いします！」
ラルフ
　「おや。ハル君。怪我をしていますね。」
ハル
　「ホントだ。擦りむいちゃって……」
ラルフ
　「任せてください。すぐに治してみせますよ。」
ハル
　「頼もしい！！」
ラルフ
　「怪我は大したことはないですが、万が一に備え念入りな消毒を……」
　「さらに１０万が一に備えて筋力アップしておけば完璧ですね。」
　「ついでに１００万が一にも備えてより強力な腕も付け足して強化、と……」
ハル
　「１００万……？」
ラルフ
　「うーん、コレを付けるならコッチもあった方が快適。」
ハル
　「あの、ラルフさん……？」
ラルフ
　「……こうなってくると、むしろ元の体が邪魔だな。うん、そうにちがいない。」
　「ハル君、とりあえず両腕を落としましょっか。」
ハル
　「ただの擦りキズでなんでそうなるのーっ！！？」