フェルトナ

フェルトナ「俺をここから連れ出してくれ！！！」
ハル「ちょっと、どうしたんですかフェルトナさん！？」
フェルトナ「王国騎士の仕事とかぶっちゃけどうでもいい。これ以上妹に振り回されるのは勘弁だ……」
ハル「いやいや、ぶっちゃけすぎですよ。一体何があったんですか？」
フェルトナ「俺は楽がしたくて門番になったんだよ！」
フェルトナ「なのにポルティエの奴がいつも面倒を起こすせいで、俺の心には一向に平穏が訪れない！！」
フェルトナ「だからお前らとの旅行で荒んだ心を癒してくれ！！温泉とか希望！！」
ハル「いや、温泉の誘いじゃないですよ！確かに温泉には行ったけど……」
「「てええりゃあああああっ！！」」
「「ガラガラガッシャーッン！」」
ポルティエ「……ひょっとして私、何か間違いました？」
フェルトナ「この面倒ごと……そしてあのすっとぼけ……」
フェルトナ「間違いない。ポルティエだ。」
フェルトナ「ああ、なんで俺をそっとしておいてくれないんだ！！」
ポルティエ「お兄ちゃん！気をつけて、どういうワケか部屋がメチャクチャに……」
フェルトナ「「全部お前のせいだろ！！」」
ポルティエ「えっ、いや、ちょっとカッコイイところを見せようと槍を振り回してたら電球に……」
フェルトナ「「言い訳はいいから早く散らばったガラスを片付ける！！ホウキとチリトリの準備！！」」
ポルティエ「はいぃッ！！！」
ハル「あはは、すっごくいいお兄さんだね。」