パール

ハル「パールさんって目が見えないんですよね？」
パール「そうですよ～世の中には見なくていいことが多すぎますからね～」
ハル「え！？」
パール「嘘ですよ～”最初”からあたしの目は見えません～
でもそのかわりにあたしの真珠たちがサポートしてくれてるので～」
ハル「真珠って…そのパールさんの周りにあるやつですよね？」
パール「そうです～エツコさんは音波感知型の真珠なのでいつもどこかで聞き耳をたててます～」
ハル「エツコさん？その真珠エツコさんっていうんですか！？」
パール「はい～そしてこちらは山本さんです～とても働きものなのでずっと過労死寸前です～」
ハル「ひどいっ！？」
パール「くふふ…どうしたんですか～そんなに驚いた顔して。ま、あたし見えてないんですけど～」
ハル「あはは……。
あの……ところでパールさんは十輝石でも最強の輝石ってダイヤさんに聞いたんですが」
パール「くふふ～そんなことありません～他のみなさんのほうがよっぽどお強いですよ～」
ハル「そんなパールさんに是非ボクの仲間になってほしいのですがダメですかね！？」
パール「仲間？仲間ですか～」
ハル「やっぱり難しいですかね？」
パール「いいですよ～あたしの山本さんをかしてあげます～
山本さん！！出番です～今日もちゃきちゃき働いてください～」
ハル「え！でも確か山本さんは過労死寸前な真珠なんじゃないですか？」
パール「あ、そうでした～ではここはイケメン真珠のライプニッツさんの出番ですね。
ライプニッツさんはヘタレですぐに出力がおちちゃいますけど、精密射撃が得意なんですよ～
きゃー！ライプニッツさん！かっこいい！
といえば頑張ってくれます～」
ハル「あの…」
パール「それともボンダレンコさんにしますか？
ボンダレンコさんは期待感だけは抜群の真珠なんですが。
凡打の山をきずくことが多いのでお勧めできませんが～
単純作業には向いてますよ～」
ハル「いや、そうじゃなくて…
真珠じゃなくてパールさん本人がいいんです！」
パール「あたし？あたしですか～あたしはダメです～
ダイヤさんを観察しないといけないので～
くそガキの御守は大変なんです～」
ハル「でもボク諦めません！いつか必ずパールさんに認めてもらえるように頑張ります！」
パール「くふふ～かっこいいですね～
「観察」しがいがありますね～大好きですよ～」
ハル「観察？」
パール「そんなあなたに山本さんをプレゼントします～」
ハル「山本さん過労死しますって！！」