パリス

ハル「あれ…？いつのまにか寝ちゃってた……」
パリス「こんにちは。」
ハル「あ、こんにちは…あの、あなたは……？」
パリス「ボクは医者のパリス。出張診察ってとこかな。」
ハル「え？医者！？ぼ、ボクどこか悪いんですか？というかなんでこんなところに……」パリス「何だかヘトヘトな様子だったからね、だいぶボーッとしてたよ。」
ハル「ボクは…第８支部を出てそれから…うーん？」
パリス「ははっ、この子たちに導かれるように帰って来たし無理もないさ。
ボクの使い魔だよ。夢魔の一種でね、可愛いだろ？」
ハル「うわぁ！羊みたいですね。暖かくて…やわらかい…」
パリス「スパイラル退治は目に見えない心の部分がとても疲れてくるんだ。」
ハル「そう…なんです…か…？あれぇ…何だか眠く…て……」
パリス「君たちピリオドは絶望の歯止め役、日々スパイラルと戦っているからね。定期的に心の休養が必要だ。」
ハル「ボクは……スパイラル……倒さ……むにゃ…」
パリス「辛いことや哀しいこと、悩みや不安もひとまず忘れて、眠りの中でゆっくりと心を休めると良い。」
ハル「んにゃ…あ…ちょこ……？」
ちょこ「ずびし！」
ハル「はぐうっ！！」
ちょこ「よばれた気がした。」
ハル「ち、ちょこ！寝てる人にずびしはダメって言ったでしょー！！」
パリス「おぉ、急に元気になったね…」
ちょこ「うにゅん、ハルにはコレが１番効く。」