キャロル

ルゥルゥ「キャロルさんキャロルさん。キャロルさんのお家は成人の儀式に何をやるべ？」
キャロル「そもそも歳の節目に儀式なんてやる国はアニマルレルムくらいよ。」
ルゥルゥ「え！？そ、そうなんかい！？」
キャロル「ヘルレルムは成人した人に特別なにかする習慣も無いし、そもそもアタシ成人してないしねー。」
ルゥルゥ「キャロルさん成人してないんかい？」
キャロル「うん。」
ルゥルゥ「じゃ、じゃあキャロルさんはわたしよりも年下だったべか！」
キャロル「あー、そっか。
……だったら都会が怖いだ人が怖いだと年下に泣きついてんじゃないわよ。」
ルゥルゥ「はぁー、キャロルさんは年下だったべか……ふへへっ……。」
キャロル「なにニヤニヤしてんの。」
ルゥルゥ「年下って知ったら、なんかキャロルさんが生意気な妹みたいに見えてきてめんこいべさ。」
キャロル「アンタが姉とかちょーイヤなんだけど……。」
ルゥルゥ「……そんな態度もなんまめんこく見えてきたべさ。」
キャロル「え、ええぇ……。」
ルゥルゥ「キャロルさん……ちょ、ちょっと私に甘えてみてほしいべさ。」
キャロル「え、ちょ、なんかキモいし嫌なんだけど。」
ルゥルゥ「キャロルさん、前に私の背中でねんねしてたっしょや。
遠慮することないべ。ほら、抱っこしてあげるべさ。」
キャロル「いやいいって。」
ルゥルゥ「ほら……ほら……。」
キャロル「いいって！いらないから！！」
ルゥルゥ「ふへへ……素直じゃないとこもめんこいべぇ……。」
キャロル「ヒイィぃ！！こっちくんなぁ！！」