エリーゼ

【エリーゼ】
「このエリーゼ様に仲間になれって？」
【エリーゼ】
「いい度胸してるわね、坊や！　アタシの鞭で調教してあげるわ！」
【ハル】
「いたっ……」
【ハル】
「……くない？」
【ハル】
「エリーゼさん、ひょっとして優しい人……？なんですか？」
【エリーゼ】
「……！な、何言ってるの！？このエリーゼ様が優しいだなんて！」
【ハル】
「いえ……　身近なわがままお嬢様と比べて暴力に思いやりがあふれてますし…」
【ハル】
「ホントは全然女王様な性格じゃないんじゃないかって。」
【ハル】
「ひょっとして無理してキャラを演じたりしますか……？」
【エリーゼ】
「………！！」
【エリーゼ】
「そ、そうよ。こんなの全部キャラよ……。笑うがいいわ。」
【エリーゼ】
「最初はただ鞭で戦ってただけなの。」
【エリーゼ】
「けど周りの声援に応えていたら、気付けば露出度の高い女王キャラに……うう、どこで間違えたのかな。」
【エリーゼ】
「こんなの全て嘘で塗り固めたアタシ。だけど、本当の自分ももう思い出せない。アタシどうすればいいの……」
【ハル】
「大丈夫です、エリーゼさん。ボクたちと一緒に旅の中で見つけていきましょう。」
【エリーゼ】
「ハル君……　うん、アタシ仲間になるね！」
【ちょこ】
「ちょろい女。オチも弱い。」
【ハル】
「今までのやりとり全部台無しっ！」