グリルパウツァー

ネタバレ注意！

「蒸気王の体が錆びついているか。……試してみるか？」
スペアレルムの中枢で右大臣を担う重鎮。急進派の左大臣と対立し、富国強兵を進めている穏健派の主要人物である。
蒸気機関によるインフラを統括し、生産や兵站を握っており「蒸気王」の異名を持つグリルパウツァーだが、その異名は現在の職務よりは、身体の七割以上に及ぶ機械強化と埋め込まれた超出力の蒸気エンジンに因る所が大きい。
文字通りの鋼鉄の肉体を武器に最前線に立ち続け、武闘派の職業軍人として有名であった彼だが、親友にしてライバルであった、シュトロム前艦長の勧めを受け政界に転身。
軍人層の圧倒的な支持と中枢の人材不足を背景に、短期間で右大臣の地位まで上り詰めた。なお、今は亡き親友に変わり南の軍姫バルザックの後見人も務めている。
強面で近づきがたい雰囲気の彼だが、趣味は自身の蒸気機関を利用した温室でのガーデニング。家を出る前には水をやり休日にはちまちまと薬を使わずに害虫駆除をしている。