リシェ

ハル「まったく！ちょこはまたお菓子を食べ散らかして……。そろそろびしっと怒らなきゃ！
　とは言っても、普通に言っても聞かないし……。どうすれば反省してくれるかなぁ。」
リシェ「それは簡単！お菓子を食べるのを止めさせればいいんだよー！」
ハル「それはそうだね……って、誰！？」
リシェ「霊魂たちのリーダー！リシェくんだよ！
　その、ちょこっていう人を反省させるには、イタズラを仕掛けるのが一番さ！」
ハル「イタズラで反省させる？そんなことできるの＿」
リシェ「うん、できる！これでお菓子を食べ散らかすことはなくなるよー！」
ハル「自信満々だ……。そ、それじゃあ頼んでみてもいいかな？」
リシェ「オッケー！任せてよ！」
　─
ちょこ「……うにゅ。ハル、いない。」
　─
ハル「ほ、ほんとによかったのかな？アメの包み紙に石をいれておくなんて……。」
リシェ「大丈夫だって！これで反省するはず！ふっふっふー！」
　─
ちょこ「…………。」
　─
ハル「あ！包み紙を開けて……石を口に入れちゃったよ！？」
リシェ「ぷぷっ……。どうなるかなー？」
　─
ちょこ「（ゴリッ……ゴリリッ……）」
　─
ハル「い、石を……」
リシェ「噛み砕いてる……！」
ちょこ「……ハル、これは？」
ハル「ひぃっ、見つかった……！？どうしよう、リシェ……」
リシェ「ごめんねー！そろそろ同志たちとお茶する時間だったから！じゃあねー！」
ハル「あ！一人だけ逃げるなんてずるいよ、リシェ！」
ちょこ「ハル。あめ玉あげる。ほれ、あーんしれ。」
ハル「た、助けてー！！」