シーラ

ハル「シーラさんて昔はすごく怖い人だったって聞いたんですけど……。」
シーラ「ふふふ……そうですね。私も昔はぶいぶい言わせていた時期がありました。」
ハル「じゃ、じゃあ10人のならず者を一人で全部やっつけたって話も……？」
シーラ「いえ、10人ではありません。」
ハル「な、なんだ。そうですよね、10人相手に1人でなんて勝てっこないですもんね……。」
シーラ「数字が違います。20人ですよ。」
ハル「す、すごい！20人相手に一人で勝ったんですか！？」
シーラ「ふふふ……あの頃の私は荒れていましたからね。」
ハル「か、かっこいい！やっぱり強い人によく付く二つ名とかあったんですか？」
シーラ「二つ名……そ、それは無かったですね。」
ハル「なんだ……あると思ったんだけどなぁ。」
ちょこ「だからシーラはじぶんで二つ名をつけた。
姫竜・死偉羅」
シーラ「ちょちょちょちょ！！なんでそれ知ってるんですか！！！」
ちょこ「うにゅにゅ。ひみつ。」
ハル「姫竜・死偉羅！うわぁ！かっこいい！！すごくかっこいいじゃないですか姫竜・死偉羅！」
シーラ「ああああああ！今すぐ忘れなさい！忘れて！口にしないで忘れて！！」